こじまのかべ打ち

こじまが話したいことを書き書きしてます。

魔法のコトバ

こんにちは。こじまです。

 

最近「ブログ読んでるよ」と言っていただけることが何度かありました。

独り言をわんわん言っているブログですが、読んでいただけて素直に嬉しいです。ありがとうございます。これからも壁打ちを続けようと思います。

 

そんななか最近あまりブログが更新できていないのですが、それには実は原因がありまして。

 

それはおはなしのチェック、いわゆる読み直しが全然終わっていないからなのです。

おはなしのストックはざっと20くらいあり、ほとんど書き上がっているものも結構あります。ですが『書き上げてからの読み直しをしていないものは絶対にあげない』というルールを作っているのでストックたちは更新していません。(その読み直しをする順番は完全に気分なので物事の時系列と更新日時はぐちゃぐちゃです。気にしないでください。壁打ちですから)

 

だいたい書き始めはうおーっ!と感情に任せる癖があるので、文法や話の構成がめちゃめちゃということも往々にしてあります。その修正という意味合いもあるのですが、どちらかというと自分の言葉選びを見直して「誤解をあたえる可能性は最小限か」など内容自体のチェックに重点を置いています。そして読み直しはそれこそじっくりコトコト煮込むようにある程度の時間をかけます。特に時間をあけてからすると落ち着いて自分の文章が読めるのです。

なかには読み直した結果、あまりにも吠えているので御蔵入りがほぼ確定しているものもあります。笑

 

実生活のなかでの優先順位は低くはなるのですが、この読み直しというのは壁打ちするなかでとても重要視している作業です。それは言葉のもつ力は計り知れないと考えているからです。 

 

わたしが「言葉って…!」と感じたのは小学5年生まで遡ります。

当時通っていた小学校では5年生のときの人権週間にビデオを観て作文を書くという時間がありました。そこで「父さんが泣いた日」という作品を観ました。ざっくりと内容を説明すると『家族ぐるみで仲が良かった2人の男の子がある日突然、片方をいじめだし、家族同士の付き合いもなくなってしまった』というものです。

 

そのビデオのなかで印象的なセリフに

「ハンバーグの息子はハンバーグや!」というものがあります。

これはいじめる側になった男の子Aくんが洋食屋の息子である、もう一人の男の子Bくんに泥だんごをなすりつけながら言い放った言葉でした。(記憶ちがいで細部が違ってたらごめんなさい)

 

作品の外にいる側からすると「なんのこっちゃ」というようなセリフでした。ですが、作品のなかでその言葉を言われたBくんはとてつもないショックを受けていて、ふさぎこむほどでした。

 

そのシーンを見て、わたしはふと傾倒していた『xxxHolic』という漫画のとある話を思い出します。それはとてつもなくそっくりな双子の姉妹のおはなしです。全く同じ素質を持っているのに妹は何をしても要領がいいけど、姉は何をするにも失敗ばかり。姉はそんな自分を変えたくて試行錯誤するのですが、どうやってもうまくいかない。原因は妹が口癖のように言う「お姉ちゃんは何をやってもダメなんだから」という言葉と姉自身が自分に対して「わたしは何をやってもできないんだ。妹のようにはなれないのだ」という言葉によって「自分は絶対に何も成功できない」という暗示をかけているせいだというものでした。そして姉は「こんな自分はもういやだ。自分は変わりたい」ときちんと言葉にすることで何もできなかった自分を克服しました。(この漫画オカルトちっくなのですが人生について言い得て妙な部分が多く、こじまの人生バイブルのなかの一冊です。なんちゅうもんを小学生から読んでるのかとか言わないで。かかりつけの小児科がマガジン派だったんです…)

 

言葉とはなんという力を持っているのだと思いました。言葉は人を縛る鎖にもなるし、その一方で誰かの背中を押す優しいものでもある。自分には何気ないひとことが相手に与える影響を、その言葉を使った本人が一番わからない。だからこそ言葉を使うときは考えて使わないといけない。(たしかそんなことを当時の作文に書きました。大筋は間違ってないはずです)

 

それでもって今も「言葉」は大切にしないとと思って日々生活しています。

だからこそ、たかが壁打ちブログといえども自分の書いた文章を蔑ろにはできません。議論の種になればいいですけど、喧嘩の種にはなりたくないので…

ですが書いた言葉と違って、口にした言葉は言ってしまったあと取り返しつかないので、いつも難しいなと思います。

 

まだまだ「言葉」についてお話ししたいところですが、またえらい文字数になってきそうなのでまた気が向いたときにそのおはなしを更新したいと思います。

 

 

 

 それでは!

 

 

 

ん?ところで、なんで10年ほども前のことをこんなに覚えてるかって?

それはこの作文が知らないうちにコンクールに出されていてひっそりと入選し、人生初めての表彰状が突然届き、何も知らされないまま全校集会で壇上に上がらされたというエピソード付きだからです。笑

惜しくも市の作品集に本文は載りませんでしたが、自分の何気なく思ったことを綴った作文が評価されたことと副賞としてカラーペンセットが貰えたことが嬉しくて…笑