こじまのかべ打ち

こじまが話したいことを書き書きしてます。

私がオタクなのはどう考えてもお前らが悪い!:ゲーム編

こんにちは。こじまです。

 

最近は自分のことを回遊魚と勘違いしているんじゃないかと思うスケジュールで生きています。自業自得です。

 

先日のブログで「自分に影響を与えたエンタメコンテンツっていっぱいあるよね!一回整理してみよ〜」の軽い気持ちで書きました。そして勝手に続編化しています。 

 

今回はゲーム編です。

ですが、ソシャゲは自分のなかで棲み分けがあるので省きました。

 

ゲームもおそらく同世代からみてもだいぶプレイした本数が多い気がするので、時代をどこに設定しようか迷ってしまいました。

いろいろ考えましたが、これまでプレイしたなかでスッと思い出すことができるくらいに印象深い作品であり、あまり「やったことある!」という人に出会えず語れない作品を列挙しています。

 

というか、そもそもわたしがゲーム大好き人間だと思われてないことが多いので語る相手がいなんですよね……寂しい……

 

一体、なぜなのでしょうか……

こんなにもオタクをオープンにしているのに……

こじま、もっといっぱい語りたい……

 

さてさて、ゲームは実写映画と比べると中高生時代までにプレイしたものも印象深い気がします。

なんでですかね。その年齢に響くものをうまく選んできたんですかね。(知らんけど)

そもそも、映画もそうなんですが記憶があるときからゲームしてない年がないので、どうなんだって気もしますが。

 

わたしの幼少期の記憶はおよそ3歳から覚えているのですが、たぶんその頃からゲームしています。少なくとも4歳になるころにはゲームしてます。

 

念のためにこじま母に確認してみたら「覚えてない。なんか気づいたらゲームしてた」との返答が。(ちなみにこじま父はゲーム全然しない)

 

ま、こんなテキトーな回答がくるのはわかってました!笑

 

もうちょっとわたしがゲームし始めた時期のことを問い詰めると

ドラクエをはじめからしたいって言われたときに『字ィ読めるんや』ってびっくりしたのと、『上書きしてもいいし、新しい冒険の書作ってもいい』って言ったのは覚えてる」

 

たぶんいろいろと「は?」と思う人が大半だと思うのですが、わたしにとってはこれが"普通"すぎてもはや、わけわかめですね。

受験期に堂々とゲームしてても何も言わない、それがこじま家。

 

けれども、なんでも欲しいといえば買ってくれるわけではなく、誕生日とクリスマスにそれぞれ1本しか買ってもらえませんでした。これは本体もソフトも然り。

基本ゲームはこじま親の「お前の資金運用努力次第」という方針のもとでおこづかい*1とお年玉でやりくりしました。

まぁ、バイトするようになってからどうなったかは言わずもがなですね!

 

前置きが長くなりましたが、厳選したラインナップはこんな感じです。

一応、記憶を頼りにプレイした年が古い順に並べています。

 

 

ドラゴンクエストⅤ:天空の花嫁

ハード:スーパー ファミコン

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁

  • 発売日: 2010/03/04
  • メディア: Video Game
 

 (さすがにスーファミ時代の商品画像はなかった)

・人生で初めてプレイしたゲーム

・しかし、それはこじま母によって完全クリアされたセーブデータで遊んでいただけ

・時々はじめからしては奴隷編に行き着くまでに心が死んでいた

・お前、勇者ちゃうんか……

・こじまはビアンカ

ベビーパンサー/キラーパンサーが唯一の癒し

 

ドラゴンクエストⅥ:幻の大地』 

ハード:スーパー ファミコン

アルティメットヒッツ ドラゴンクエストVI 幻の大地

アルティメットヒッツ ドラゴンクエストVI 幻の大地

  • 発売日: 2011/02/03
  • メディア: Video Game
 

 (これもスーファミ時代の画像なかった)

・これも基本的にはこじま母によって完全クリアされたデータを遊んでいただけ

・空飛ぶベッドと上の世界と下の世界っていう印象がほとんど

・バーバラが辛い

・テリーとチャモロとミレーユがお気に入り

スライムナイトとレッサーデーモンがやたらお気に入りでなんかずっとパーティーにいれてた

 

そもそも、どう考えてもこの完全クリアされたドラクエ2本と『スーパーマリオワールド』が家になければこんなにもゲーム好き人間にはならなかったと思います。笑

(というかこじま母、職場で管理職やりながらどこにそんな暇あったのか……怖い)

 

ポケモンスタジアム』シリーズ

ハード:64

ポケモンスタジアム(64GBパック付き)

ポケモンスタジアム(64GBパック付き)

  • 発売日: 1998/08/01
  • メディア: Video Game
 

・1、2、金銀をやり倒した

・テレビを使うためにめちゃくちゃ早起きしてた(こじま家のテレビはきっと永遠に1台)

・趣味のために時間を捻出する術を学ぶ

・特にポケモンスタジアム金銀では緑とか金で育てたポケモンが使えて楽しかった

・一緒に対戦する友達がいなかったので1人でコンピューターと戦ってた

 

 

星のカービィ64

ハード:64

星のカービィ64

星のカービィ64

  • 発売日: 2000/03/24
  • メディア: Video Game
 

・人生で初めておこづかいを貯めて買ったゲーム

・毎月500円のおこづかいを使わなかった当時の自分を褒めたい

・セリフがあるわけじゃないんだけど、ストーリーがすごく伝わってくる

・こじま母に何気なく「やってみなよ!」と勧めたところ、あっという間にクリアしていくのをみてショックを受けた

 

ドラゴンクエストⅧ:空と海と大地と呪われし姫君

ハード:PS2

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

  • 発売日: 2004/11/27
  • メディア: Video Game
 

 ・ぬるぬる動くドラクエに感動

・人を弔うことって大事なんだなと思った

・七賢者の末裔たちの末路が辛すぎる(特にリブルアーチの末裔はしんどい)

3DS移植版ももちろんプレイした。要領が分かっているのでサクサク進めると「進めるの早すぎる」とゲームに怒られた(写真参照)

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ときめきメモリアル Girls Side』シリーズ

ハード:DS 

ときめきメモリアル Girl's Side 1st Love

ときめきメモリアル Girl's Side 1st Love

  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: Video Game
 

 ・シリーズ総じて恋愛シュミレーションゲームっていうより、もはや対人関係シュミレーションゲーム

・パラメータが低いと容赦なくみんな冷たいので、現実でも勉強でも遊びでもなんでも頑張ろうと心に誓う

・その一方でパラメーターがあがると掌を返したように優しくなる(これは男性主人公版も同じ)

・例外はあれど主人公もキャラも服がダサい。「お前…追い剥ぎにでもあったんか…」「えっ…なにその英字…?」「い、色っ…」とツッコミがもはや追いつかないレベル。しかし、そこが一周回っておもしろい

ときメモ(男性主人公)のほうの女の子たちはみんな私服可愛かったのにどうしてこうなった?という気持ちがすごかった

・個人的に誰ともくっつかないパターンのEDも好き

 

ペルソナ3

ハード:PSP

ペルソナ3ポータブル - PSP

ペルソナ3ポータブル - PSP

  • 発売日: 2009/11/01
  • メディア: Video Game
 

 ・わたしのペルソナデビュー作

・デビチル(真・女神転生デビルチルドレン)を作ってる会社と同じだったことを後から知り、「そりゃ好きになるよね〜」と思った

・けれども、きれいな絵柄に引き込まれて気軽に手を出していい作品じゃなかった

・神話とか伝承に詳しくなれそう

・女性主人公でプレイしたときは荒垣先輩と望月くんとのコミュ上げを必死になった(男性主人公だとコミュがない)

・アトラス制作作品は良いぞ

 

CLANNAD

ハード:PSP(PSP版の画像なかった)

CLANNAD - Switch

CLANNAD - Switch

  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: Video Game
 

・初めてのkey作品

・周回プレイしてなんぼの作品

・ むしろ周回しないと物語の真相にたどり着けない

・まぁ、泣きますよね

・好きなのは風子ルートとことみちゃんルート(もしかしたら意外と少数派かな)

・みんな幸せになってほしい

・なんだかんだで1番好きなキャラクターは春原かもしれない。笑

 

STEINS;GATE

ハード:PSPPS4(私がプレイしたのは)

STEINS;GATE

STEINS;GATE

  • 発売日: 2010/08/26
  • メディア: DVD-ROM
 

・科学ADVシリーズ*2で1番の人気作だと思われる(移植回数や外伝の多さがダントツ)

・前半は何が起こっているのかわからないまま進んでいき、中盤以降の伏線が最高に楽しい作品

・ 「失敗した」と「ゲルまゆしぃ」はトラウマ

・基本的に科学ADVシリーズはギャルゲーの皮をかぶった何か

ニトロプラスは怖いね。でもそこが好き!

 

『青春はじめました!』

ハード:PSP 

青春はじめました! (通常版) - PSP

青春はじめました! (通常版) - PSP

  • 発売日: 2013/10/31
  • メディア: Video Game
 

 ・男性主人公と女性主人公を1本で遊べる画期的ゲーム(ようはギャルゲーも乙女ゲームもどっちも楽しめる)

・人生で今のところ唯一、通常版をプレイ後に速攻で限定版を買いに走った作品

・ただバグが多かったのとキャラクター性がはっきりしたW主人公だったので話題にならなかったが、一ファンとして口惜しい

・おそらく発売当時はこうした恋愛系ゲームで自我が確立した主人公(プレイヤーの分身)は革新的すぎた

 

ダンガンロンパ』シリーズ

ハード:PSP

ダンガンロンパ1・2 Reload - PSVita

ダンガンロンパ1・2 Reload - PSVita

  • 発売日: 2013/10/10
  • メディア: Video Game
 

 ・偶然、体験版をプレイして「これは絶対おもしろい!」と思った作品

・ミステリー好きにはたまらないのでオススメ

・ポップでキュートな残酷推理ゲーム("おしおき"とか特に)

・『バトルロワイヤル』と『そして誰もいなくなった』を足したイメージ

・もう一回記憶を消してプレイしたいゲーム

・1も2もV3も先が気になって徹夜しがちだった

・わたしは2が好き

・アニメを観る前にいいから黙ってゲームをプレイしろ

 

『HOSPITAL.6人の医師』

ハード:Wii

HOSPITAL. 6人の医師(特典なし) - Wii

HOSPITAL. 6人の医師(特典なし) - Wii

  • 発売日: 2010/06/17
  • メディア: Video Game
 

 ・古本市場で見たPVをきっかけに買った(こじまはアトラスの奴隷。笑)

・いろんな分野の医師6人の目線でプレイするゲーム

・「診断」と「検視」のパートは「お医者さんってすごいな…」と感嘆した

・「内視鏡」パートはすぐ食道にぶつかって減点をくらってた

・アトラス制作作品は良いぞ(2回目)

 

『テイルズ オブ エクシリア』

 ハード:PS3

テイルズ オブ エクシリア (特典なし) - PS3

テイルズ オブ エクシリア (特典なし) - PS3

  • 発売日: 2011/09/08
  • メディア: Video Game
 

・『テイルズオブ』シリーズをいくつかプレイしたなかでダントツに好き(次点でヴェスペリアとアビスかな)

・ストーリーもアクションも全部いい

・<持っていること>が当たり前の世界だと <持っていないこと>なんて考えないよね

選民思想の行き着く先だと思った

・もう好きすぎるのでOP動画も貼っておく


PS3 テイルズ オブ エクシリア OP

 

 『あやかしごはん』

ハード:PC

あやかしごはん 初回限定版

あやかしごはん 初回限定版

  • 発売日: 2014/08/29
  • メディア: DVD-ROM
 

 ・これも周回して意味がわかる系の乙女ゲーム

・ごはんがおいしそう

・個別ルートの終わりがハッピーエンドなのに毎回不穏な空気だしてくる

・CV:石田彰は期待を裏切らない

 ・このゲーム作ってた会社が解散したのがすごく悲しい(『starry☆sky』シリーズをはじめいっぱいプレイした)

 

 『十三機兵防衛圏』

ハード:PS4 

十三機兵防衛圏 - PS4

十三機兵防衛圏 - PS4

  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: Video Game
 

 ・前にもブログでちょろっと書いたゲーム(せっかくだから最近プレイした中での傑作もオススメしないとと思った次第)

タワーディフェンスパートとストーリーパートが分かれている

・舞台となる時代が1985年を中心に1945年、2025年、2065年と40年刻みであっちこっちの時代でストーリーが展開するのにきれいにまとまる

・終盤に「嘘やん!マジかー!!」といい意味で騙された感覚が最高だった

・『パシフィック・リム』が好きな人はきっと好き

PS4持っている人、これからPS5買おうとしている人でプレイしたことがない方にぜひやってほしい

・ごはんがおいしそう

・アトラス制作作品は良いぞ(3回目)

youtu.be

 

長々と書いてきましたが、本当にこれでもだいぶ絞りに絞りました。笑

泣く泣く省いた作品も多すぎてゲームは語り尽くせないですね。

 

これからもゲームは楽しくやっていきたいと思います。

それでは!

 

*1:月々小学生時500円、中学生時1000円、高校生時2000円

*2:科学アドベンチャーシリーズは、2008年に発売された「CHAOS;HEAD」から始まり、2009年「STEINS;GATE」、2012年「ROBOTICS;NOTES」、2014年「CHAOS;CHILD」、2017年「OCCULTIC;NINE」と続くアドベンチャーゲームです。(引用元:ニトロプラス「科学アドベンチャーシリーズとは」

光あるうちに光の中を歩め

こんにちは。こじまです。

 

バイトする・作業する・家事する・寝るの日常サイクルの中、ぽちぽちと自分をオタクにした作品を並べ立てる自己満足記事を書いています。

そんななかで思うのは、自分が主に育った場所はそうした"文化"にお金をかけることに意義を見出す環境だったということを身に染みて感じています。

だから自分にとって生活に必要なお金以外を"文化"に流し込むことに全く抵抗がありませんでした。けれどもそれって結局、明日のお米を買うお金があるからなんですよね。

そういう環境じゃなかったら、また違ったことを考えていただろうなと思いました。

 

「結局、芸術は嗜好品だからね」

 

これは実家にいるときに公演中止になった演劇などにお金が拠出されないことをニュースを見ながら、わたしがぼやいていた時にこじま父にさらっと言われた言葉です。

自分は嗜好品という非日常ためにお金を注ぎ込むことを是とする環境に育ったけれども、何を良しとするかはその人の背景によってそりゃ違うよなと思いました。

 

あんまり主語を大きくすることは好まないのですが、これを読んでいる人の考えるものを当てはめて欲しいのと、自分のなかでの変数として扱いたいので、先述の芸術の部分をここからは便宜上"文化"と書きますね。

 

いや確かに<"文化"は嗜好品>っていうのは、それはそうなんですけどね。

"文化"を味わっても、お腹はいっぱいにならないし手元に何が残るかって言われても「人によって違う」としか言えないです。

明日の生活費の心配をしないでいいときに味わうものなのはよくわかっています。

実際にわたしもバイト代に余裕があるときしか投資できないです。

そうした側面もわかっているつもりなので、"文化"にお金を優先しないという考えを否定しないし、そうした考えに至るまでの背景に良いも悪いもないと思っています。(あくまでもわかっているつもり)

 

けれども、わたしには都合のいいときに「COOL JAPAN」とか「アート思考」だとかで"文化"を持て囃しておきながら、社会保障が足りないとか感染防止だとかで掌返しのように冷遇されることが釈然としません。

 

なぜなのでしょうか。

うんうんと唸ってみると「"文化"は嗜好品なんだから優先するな」という真実を押し付けられている気分になるからなんじゃないかという着地点にひとまず落ち着きました。

 

たしかに<"文化"が嗜好品であること>は唯一無二の事実として覆らないと思います。

けれども<"文化"が嗜好品であること>という唯一無二の事実から人が考えて、感じたものは真実として人の数だけ存在いています。そして、それが当然だと思います。

 

わたしは<"文化"が嗜好品であること>には同意します。

"文化"が嗜好品か否かや、生活必需品かどうかということよりも嗜好品をたしなむことができない空気感やそうした余裕を作ることのできない社会の仕組みの方がわたしとしては議論したり考えていくほうがいいなって気がします。

これらは傷口というよりは病原菌であって、つまりは問題の根源的な部分なので、目に見える形として一朝一夕で解決しないのが難しいところですよね。

その解決には他者に寛容になることだったり、共通の問題意識を持って目的に向かって足並みを揃えることが求められます。

 

そうしたなかで、<足並みを揃えること>がいつのまにか<真実を押し付けること>になっているのにもわたしは腹が立つんだと思います。

   

<足並みを揃えること>と<真実を押し付けること>は似て非なることではないのでしょうか。「じゃあ、どこが違うんだ」と言われると難しいんですけどね。

例えるなら、<足並みを揃えること>はムカデ競争だけれども、<真実を押し付けること>は二人三脚みたいな。笑

やってることはそれぞれの足首を繋いで早くゴールを目指す競技であってやってる内容ほぼ一緒ですなのですが、

 

<足並みをそろえること>=ムカデ競争:足を繋いでる人がみんな同じ歩調になるように、各々が調整しあわないと前にも後ろにも進めない

<真実を押し付けること>=二人三脚:どちらか片方が早く走ればもう片方は地面を引きずられたとしても進む

 

といったような微妙な違いみたいな。(はたして伝わるのか)

 

真実を押し付けられるとかなり苦痛に感じることもあるので、できればもっと違う形で自身の真実を他人に伝えていって欲しいなって思います。まぁ、これは自戒もこめて。

 

それこそ<"文化"を享受することで、自分の視野が変わる>ことは事実だけれども、それがプラスとして捉えるのか、マイナスとして捉えるのかはわたし自身ですらその時々ですから。

視野が広がることは可能性も拡げてくれるけれども、知らなくていいこと・考えなくていいことに出会って苦しむことともある意味同義じゃないですかね。

傷つきたくないから見ない・聞かない・知らないの選択肢をとることは何一つ間違っていないです。

ただ、骨が折れて強くなっていくように「もっと強く」「もっと上手く」「もっと先へ」を願うなら傷つくことは避けられないんじゃないんですかね。それも何を"幸せ"とするかの定義によって違うので、これ以上は延々続く議論をするのは一旦やめましょう。(これは終わらん)

 

くどくど書いてきましたが、1人で悶々したのでこうして壁打ちに書いてるわけあります。

ようは、こじまは事実と真実をごっちゃにして話されるのが嫌いなんですね。きっと。笑

 

それでは!

私がオタクなのはどう考えてもお前らが悪い!:実写映画編

こんにちは。こじまです。

 

昨日、アニメが自己形成の一端をになっているということをツラツラ書きました。

ですが、書きながら「いや、待てよ。もっといろいろそういった作品があるだろう」と思い始めてしまいました。

すると自分の頭の中の引き出しから作品をひっぱり出すのがやめられなくなりました。

かなりの数が思い起こされたので、せっかくなので細分化して書いていこうと思います。(そんな暇ないはずじゃ…)

 

ということで、まずは実写映画です。

サクサク書いていこうと思うので箇条書きスタイルでいきます。

詳細が気になった方がもしいれば観て欲しいです。以上。笑

 

映画作品に印象的なものは多いのですが、自分の今の人格形成に関わるところに焦点を置いて2006年の小学校卒業までに観ていた作品に絞っています。(映画は多すぎる)

本当に頑張って絞りました。書ききれないです…

 

 

 

『ダイハード』シリーズ 

ダイ・ハード (字幕版)

ダイ・ハード (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ・1~5まで全部観た

・こじまは1~4が好き。特に3(Simon saysのゲームっておもしろいよね)

・クリスマスっていったらこの映画か『ホームアローン』シリーズ(偏り)

・1はなんというか勢いのある『ポセイドン・アドベンチャー』+『タワーリング・インフェルノ

アメリカでの当時の日本人のイメージを知る

・2でアメリカは広いことを知る

・3で黒人差別のこと、ニューヨークの通りに大統領の名前がついていること、地下鉄のことを知る

・どう考えてもこじま両親の趣味

 

シックス・センス』 

シックス・センス (字幕版)

シックス・センス (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ・初見を夜中に観るんじゃなかった映画No.1

・けど結末を知っても繰り返しみたくなる中毒性

・これはホラー映画の皮を被った何か

・キーワード:赤

ブルース・ウィルスに髪が生えているので当初『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンと同一人物と認識できていなかった

・どう考えてもこじま両親の趣味

 

ネバーエンディング・ストーリー』1・2

・こじまのなかで『オズの魔法使い』と並ぶ元祖ファンタジー映画

 ・一度聞いたら忘れない主題歌

・なぜか同世代で知っている人少ない。寂しい

・「幼心の君」と訳したセンスに大きくなってから感動する

・「物語の力」の偉大さを教えてくれた

・どう考えてもこじま両親の(ry

 

オズの魔法使い

オズの魔法使い(字幕版)

オズの魔法使い(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

・元祖ファンタジー映画

 ・DVDで観た時は知らなかったけど1939年に製作された作品でビビった。「そら、戦争できるだけの技術力あるわ」と思った

・これを知っているといろんな映画のオマージュに使われていることに気がつける。黄色いレンガの道とかいろいろと数えきれない

カンザスが田舎だなんて知りもしなかった

・どう考えてもこじま両(ry

 

 『スターウォーズ』シリーズ 

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (吹替版)

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (吹替版)

  • 発売日: 2015/06/01
  • メディア: Prime Video
 

・エピソード4→5→6→1→2→3という公開順の画期的さ

・こじまは6が好き。イウォークが動かない友達をゆするシーンはいつも泣く

・あとC3PO好き。C3PO型マウスが家にあった

・「助けてオビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです」

・7とか8とか9とかは知らん 

・これはこじま父の趣味

 

『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズ

バック・トゥ・ザ・フューチャー (吹替版)

バック・トゥ・ザ・フューチャー (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ・わたしのなかに最初に「アメリカ」のイメージを植え付けた

・1の市長のくだりが好き。あと深海のお魚パーティー

・あと2と3でのクリント・イーストウッドいじり

・1~3のどれもダレない(『ターミネーター』シリーズとかは見習って欲しかった)

・好きだからこそユニバからこのアトラクションがなくなったのが許せない。笑

 

インディ・ジョーンズ』シリーズ

 ・これもシリーズ作品どれもおもしろい

・3のリヴァー・フェニックスかっこいい

・そして若くして売れると薬中とかで夭折しがちと知る

・パパインディがコミカルで好きというたびに両親が毎度のように「ジェームズ・ボンドのイメージがやっぱり1番強い」と言う(いや、わかるけど笑)

・言わずもがかこじま両(ry

 

 『サイコ』

サイコ (字幕版)

サイコ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ・初めてのモノクロ映画。余計に怖かった

・モーテルになんて絶対泊まりたくなくなった

ヒッチコックの凄さを知る

・この後『鳥』を観てまたビビる

・これもどう考えてもこじま両親(ry

 

『知りすぎていた男』 

知りすぎていた男 (字幕版)

知りすぎていた男 (字幕版)

  • 発売日: 2014/02/01
  • メディア: Prime Video
 

 ・珍しく救いのあるヒッチコック作品(こじま比)

・人生はケ・セラ・セラだよね。うん

・これを観ると映画『交渉人:真下正義』がもっとおもしろくなる

ジェームズ・スチュワートがかっこいい

・どう考えてもこじm(ry

 

麗しのサブリナ

麗しのサブリナ (字幕版)

麗しのサブリナ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

・『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンも好きだけど、この作品が1番親近感湧くキャラクター

・ジバンシイが似合う大人になりたいと思った。待ってろ、ジバンシイ

・帽子のシーン好き

・これはこじま母の趣味

 

プライベート・ライアン

プライベート・ライアン (字幕版)

プライベート・ライアン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

・こじまのなかの元祖戦争映画

 ・これはこじま父の趣味

・こじま父がノルマンディーの海岸で「こんな砂固いなら、そら上陸できるわ!」と嬉々として砂を踏んでいた姿が忘れられない

・小さかった当時のこじまには手作りの凧が強風で木っ端微塵になった北海の海岸と全く区別がつかなかった(今はそのことが悔しい)

・この後に『大脱走』とか『JSA』とか戦争を題材にした観始める(どう考えても父親にハメられた気しかしない)

 

『ターミナル』

ターミナル (字幕版)

ターミナル (字幕版)

  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: Prime Video
 

 ・今でも時々こじま家のなかで引き合いに出される「クラコージア」(カタカナこれであってるのかな?グラコウジア?)

・空港にしょっちゅう行っていた時期が近かったので印象的

・国という概念の難しさを知る

・これはわたしの趣味(得意げ)

 

『生きる』

生きる

生きる

  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: Prime Video
 

 ・こじまの中での黒澤映画はこれ

・縦割りの行政ってこの時代からあんまり変わってないんだなって思う

・ブランコはもちろんだけど、最後の公園のシーンが好き

志村喬がすごい

・どう考えても(ry

 

『たんぽぽ』

タンポポ<Blu-ray>

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  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: Blu-ray
 

・こじまの中での元祖群像劇

・印象に残っているのは「舌鮃のムニエルとハイネケン」 と「スパゲッティー」と「餅」

・これを観て「舌鮃のムニエルとハイネケン」のような人間にはならないと強く心に誓った

・これはこじま父の趣味

 

Shall we ダンス?

Shall we ダンス?

Shall we ダンス?

  • 発売日: 2014/09/12
  • メディア: Prime Video
 

 ・『たんぽぽ』に並ぶほど繰り返し観た(観させられたともいう。笑)

・出演している役者さんがすごい

竹中直人が気持ち悪い。今でも家のなかで「気持ち悪い人」って言われてる(褒めてる) 

両親の"聖地巡礼"趣味の影響で、この映画で言及されていたブラックプールタワーの近くに行った時に「普通の街」だったことを覚えている

・これはこじま母の趣味

 

『交渉人:真下正義

交渉人 真下正義

交渉人 真下正義

  • 発売日: 2014/06/18
  • メディア: Prime Video
 

 ・『踊る大捜査線』シリーズでオマージュがわかることの楽しさを知る

・線引き屋さんの存在を初めて知った

・東京に来てから地下鉄に乗ると「これが例の……」と1人でソワっとする(楽しい)

ボレロ聴きたくなる

 

以上、厳選に厳選を重ねた小学生までに観た15作品をピックアップしました。

なんだか洋画が多いですね。不思議です。

それにしても、この作業楽しいですね!

 

ここに本当は特撮映画もいれようかと思ったんですが、多すぎると思ったので分けようかなって思っています。(映画の残りは特撮とアニメかなと考えています)

 

それにしても、映画に関しては親の影響受けすぎでは……?笑

 

あとは影響を受けた作品としてのカテゴリー分けの大分類は小説・ゲーム・アニメってところですかね。また折をみて書きたいです。

 

それでは!

 

 

にんげんってふかいな

こんにちは。こじまです。

 

久しぶりにバイトも締め切りも何もない日です。

いや、本当はやることあるんですけどね!たまにはそういう日も大事ですよね……!(言い訳)

 

先日、内々定先からの課題の資料としてWebテストを受けたときの性格診断(?)の結果が送られてきました。

こういうのって回答が一貫しているかどうかもわかるみたいで本当にすごいですよね、統計学って。

 

そこに「関心領域」という項目があるのですが、ここの自分の回答結果からでた自分の傾向に思わず笑ってしまいました。

 

簡単に説明するとどういったものに興味関心があるのかを

「人間」:人の行動の動機や背景を分析する

「具体的事象」:現実に沿って考える・常識的

「美的価値」:美的感覚がある・芸術が楽しめる

「データ」:現実やデータにそって考える

の4つに分類し、それぞれ10段階評価で書かれているものです。

 

そこでのわたしの結果が

人間>>>美的価値>データ>>具体的事象という結果に。

しかも、この「人間」が10段階中の10でした。笑

 

大学1回生のときに「人間が好きです」って自己紹介したらしく先生に無駄にインパクトを残したことを言われたのを思い出します。

ですが、わたしはそんな自己紹介をしたことを自体を一切覚えていませんでした。笑

 

そもそもこの性格診断も自分が自分をどう認識しているかが反映されるらしいのですが、本当に自覚がなかったです。そういう自覚してない自分が目に見えるのはおもしろいですね。

 

さて、この「人間」の項目が高かった理由ですが確かに思い当たる節はあります。

東京にくるまでは喫茶店で働いていたり、今も販売のバイトなのでお客さんの様子とかでいろいろ分析してることが多々ある気がします。

今もよく服装・話し方・内容から「このお客さん、買ってくれそう」とか「このブランド好きそう」とかを考えながら仕事をしています。そして、自分の予想が当たったり、推して売れると嬉しい。笑

 

そういう分析するようになったきっかけを振り返ってみると師匠(親)に教わった

「見た目は大事。できる詐欺師ほど、いかにも『私は詐欺師です』っていう格好はしてない」

「人に振り回されたくなかったら、他人が何を考えてるかを想像して自分が他人を動かせるようになればいい」

あたりを組み合わせた結果かな〜って思いました。

(うちの親、子供に何教えとんねん)

 

あとはアニメからの影響しか思い当たりません。笑

特に上記のことを教えられたのと同時期くらいの2007年と2008年くらいにあった『ef-a tale of memories.』と『ef - a tale of melodies.』っていうアニメの影響は大きいんじゃないかと思っています。(未だかつてこのアニメを知っている知り合いに出くわしたことないのですが、このブログを読んでいるなかに知っている方はいらっしゃいませんか!?!?)

 

当時、家に1台しかないデスクトップパソコンでまだ生まれて日の浅いニコニコ動画YouTubeを見漁っていたときに、このアニメのOPの手書きパロディがアップされていたのがきっかけで知った作品です。

わたしにとっての深夜アニメ沼黎明期の作品の一つでもあります。あとこの頃にkey作品にもハマりました。

 

ちなみに、こじま家には2010年までハードディスク録画機器がなかったので、この頃の深夜アニメは毎週ビデオ録画との戦いでした。(深夜アニメは野球中継が多いチャンネルだったので、試合が延長されると録画失敗しがちだった)

 

さて『ef』シリーズをスーパー端的に説明すると震災によって生活が一変したこと、『生きてる』ってなんだ?『家族』ってなんだ?『友達』ってなんだ?『恋人』ってなんだ?みたいな話が群像劇方式で描かれています。

 

この作品にハマって「人は合理的に生きれないってこういうことなんだな」とか「過去は変えられるって簡単に言っちゃいけないな」とか「人と向き合うって覚悟いるんだな」とかいろんなことを考えました。

 

そして「人間ってなんて複雑怪奇なんだ!!」と。

 

こうして振り返ってみると、こんな結論に至る自分はだいぶやばいやつな気がします。笑

 

こじまはこの作品を思い出すたびにネットでの作品の評価は概ね高いのに、いつも同志に巡り合えないのかを嘆いています。なぜなのでしょうか……

 

答え:ストーリーも登場人物の感情も超弩級に重いから

 

キャラクターたちの背景がめちゃくちゃに重い。もう「人間しんどい…」レベルです。感情も人間関係もぐちゃぐちゃのドロドロです。

 

そしてそれを堂々とリビングで観るっていう所業をするこじま。

仕方ない。こじま家にはテレビも1台しかないのだから。笑

(こじま家、ハイパー自由!)

 

知らなかった方は、興味があればぜひ元気な時に観てください。

元気がないときに観るともっと元気がなくなります。気をつけてくださいね!

 

それでは!

 

 

 

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昨日は彼も恋してた

こんにちは。こじまです。

 

バイト先の友人と池袋に映画『ギヴン』を観に行きました。

given-anime.com

以前、ここでもハマっているといったBL漫画を原作にしたアニメです。

17-wwannanext.hatenadiary.com

BL作品に関する話題ですが、ある種の偏見は取っ払って、読み進めて欲しいと思います。そんなちっぽけなスケールの話じゃないので、『ギヴン』は広くいろんな人に知ってもらいたい作品なので。

 

まず映画『ギヴン』におけるあらすじです。

キヅナツキの同名BLコミックを原作にフジテレビの「ノイタミナ」で放送されたテレビアニメを、フジテレビによるBLに特化したアニメレーベル「BLUE LYNX」の2作目として劇場アニメ化。高校生の真冬と立夏の切なく淡い恋を描いたテレビ版に続き、バンドの大人メンバーである春樹、秋彦、雨月の苦く熱い恋を中心に描く。高校生の上ノ山立夏は佐藤真冬の歌声に衝撃を受け、中山春樹、梶秋彦と組んでいるバンドのボーカルとして真冬を加入させる。ライブを成功させ、バンド「ギヴン」として活動を本格始動する中で、立夏は真冬への思いを自覚するようになり、2人は付き合いはじめる。一方、春樹は長年にわたり秋彦に恋心を抱いていたが、秋彦は同居人のバイオリニスト、雨月との関係を続けていた。 

映画.com作品紹介より<映画 ギヴン : 作品情報 - 映画.com>

 

お互いが同じ時間に同じ作品を観ているのに、感じたことや共感することがそれぞれ全然違いました。

友人は秋彦に共感していて、わたしは雨月に共感しました。

こうした違いは不思議で、おもしろいです。

 

映画を観終わった後、しばらくは気持ちがいっぱいいっぱいで口数も少ないままに中華料理屋さんに入りました。(ちなみに、こじまは映画終盤ぐずぐずに泣きながら飲みかけのコラボドリンクすすってた)

そこで感想を言い合いながら「このシーンはこう読み取った」や「なぜそう感じたのか」をこんこんと語りました。素面で。笑

 

ここに書きたいことは山のようにありますが、今回は秋彦と雨月の"別離"に焦点を当てたいと思います。 

f:id:u_w_wanna-next:20200830024604j:image『ギヴン』第5巻登場人物紹介より ©️キヅナツキ・新書館

秋彦と雨月の関係がこじれにこじれているキーワードは「"別離"の捉え方」だと考えます。

この2人にとっての"別離"という同じ事象・言葉を使っていても全くもって感覚が違うから雨月は秋彦を切り捨てられないし、秋彦は雨月を諦めきれない。そんでもって絆し絆されのぐずぐずの泥沼です。

 

秋彦にとっての"別離"は雨月がそばにいることで常に感じる音楽に対する劣等感のせいで、音楽への情熱が薄れてしまった。けれども、雨月のことは好き(広義)だから側にいたい。

そんななか、自分の中に新しい音楽をやりたいという気持ちがでてきたから雨月とは別れないと向き合えない。

そんな秋彦にとっての雨月との"別離"とは"中間セーブポイント"としての感覚だと読み取りました。

雨月との関係を終わりにすることは雨月からもらった感情・思い出をすべてひっくるめて中間セーブして、次のステージに進むけどこれまでに培ってきたものは経験値として次につなげていきたいという気持ちなのかなと。

この秋彦のなかで"別離"="中間セーブポイント"が確立されるまでになんというか、こうすったもんだがあるんですけどね。(もはや、つべこべ言わず原作読んで)

 

一方、雨月にとって秋彦との"別離"は秋彦と恋人として一緒に過ごした時間のなかで築き上げてきたものたちが"もう要らないもの"として"もう終わってしまったこと"として消えてしまう感覚なのだろうなと。

だからこその秋彦が居候していた雨月の家を出ていくことに対して、強い拒否感を示し、秋彦に『ヴァイオリンを捨てるのか』という言葉なんだと思います。(おそらくヴァイオリン=雨月、ドラム=新しい好きな人の構図)

 

自分と同じ時間を共有したヴァイオリンを捨てて、ドラムという別の道にいってしまうことは秋彦と一緒に見たもの・聞いたもの・感じたものたちをもう精算してしまって、要らないものとして、どこかに押しやって次に行きたいことだと。

そう言われているに等しかったんだとわたしは思います。

けれども、音楽も秋彦と違うベクトルで自分にとって代え難さをもった好きなもので捨てられない。

だから関係を終わりにしたいと口火を切ったのは雨月だけど、秋彦を振り切れないのも<"別離"=リセット=何もなかったことになる>の思考のせいなんだろうなって。

 

そんでもって、秋彦も雨月も言葉が!表現が!圧倒的に!!足りない!!!

はぁーーー!知ってる!!人間って心底不器用って知ってる!!!!

 人間はエスパーじゃないのだから考えていることや想っていることは口に出して伝えないといけないなと痛感します。

 

いや、もう本当に『ギヴン』4巻で語られる雨月と秋彦のマグカップいらない事件は読んで欲しいです。「とても大切なのに、大切にしたいのに、うまく大事にできない」(めちゃ複雑感情)が詰まっています。要はしんどい。

 

このことはこの2人の物語の少し後に登場する上ノ山立夏の姉が弟の立夏が同性の真冬と付き合っていることで弟が世間から奇異の目線で見られることを心配するあまり思わず「おかしい」と言ってしまったことに対して「傷つけるんじゃなくて、わかってあげたかった」という想いを吐露することもそうだと思います。

 

そういう"別離"の捉え方の違いと言葉のやりとりのなさがずるずると秋彦と雨月の不毛な関係性を作り上げてしまったんだと思います。

 

いや、本当に言葉って難しいです!

嫉妬に憎しみ、いろんな想いを混ぜ込んだごちゃごちゃな歪な感情もいろんな愛情も一度に表現することができる"好き"って言葉は万能だけれども、如何せん短すぎますよね。

 

つくづく思いますが関係性が変わっていくことって難しいですね。

年齢を少しずつ重ねるにつれて10代や20代前半を一緒に過ごした人たちがそれぞれの道に分かれていくにつれて否応なしに関係性も変化していくことを、ここ最近よく感じます。

 

ま、でもそもそも雨月の姿をこういう風に感じるのは自分が"別離"をそう捉えているからこそなんですよね。

 

わたしは"別離"が嫌いです。関係性って目に見えないので、本当にあったのかをたしかめることができなくて、自分の"そこにある"という感覚に頼るしかなくて、ここにいる自分はその関係性が折り重なってできているのに、その人がいなくなると、そもそも在りもしなかったんじゃないかという感覚がやってきて、すごく怖くなります。

その関係性が今の自分を構築しているのに、"別離"はまるでなかったみたいにしてしまう。

 

独りは寂しいから"家族"という簡単にほどけない関係性のなかに生きていたい。

今の"家族"はいつか終わりがくるから次の"家族"が欲しい。

けれども、その前段階にあたる"恋人"なんていうちょっとしたことで"別離"が訪れる関係性なんて。ましてや、今のままでも固められている関係性をそんな脆い関係性に上塗りすることに意味を見出せない。 

 

矛盾していることはわかっているけれど、それ以上に大切な人との"別離"が嫌なんです。どんな形の"別離"であっても。

 

始まりがなければ、終わりもこない。

それだと前にも進めないから、いけないことだとわかっていても、そう考えれば楽になる自分もいてぐちゃぐちゃです。

 

だからこそ、雨月が秋彦が家に帰ってこず、雨月のもとから次第に離れていっている感じていることを真冬に話したときの

「でもやっぱりやだな、この部屋に詰まっているものが全部消えちゃうのは」

「何かひとつ残らないかな」

「二度と元に戻らなくても 遠くにいても 音楽だけは残ればいいのに」

 に対して漫画を読んだときも、映画を観たときも感情移入をすごくしてしまいました。

 

ここまで勢いで書いてきました。

 

自分、重すぎでは?笑

 

友人との感想の違いはこういう自分がどういう定義をしているかや、これまでの人生経験に左右されるんだなと改めてはっきりわかりました。

「人間も人生も難しいね〜」とわたしは酸辣湯麺をすすりながら、こんなことをバイト先の友人と語り合いました。

 

ちゃんちゃん。

 

ちなみに映画は主題歌と劇中歌がドンピシャで鳥肌がぶわわわーってなる方面でおすすめです。ですが、登場人物の感情の機微や背景は漫画の描写が詳細で繊細で好きです。

 

さて最後にその主題歌と劇中歌を、わたしに刺さったフレーズを添えて終わります。

 

それでは!

 


センチミリメンタル 『僕らだけの主題歌』 Music Video

もう戻れないね

 

僕は行くよ

ねぇ、見ててよ

あなたより大事なもの 探してくるよ

何よりも大切なあなたのために

 


「映画 ギヴン 」大ヒット上映中PVー「夜が明ける」ー

これまでじゃなく これからだよって

分かってる

眠れなくても 夜は明ける

繋いだ手も やがて離れる

途方にくれて 泣き喚いても

やがて泣き止む

君がいなくても 生きてゆけるけど

愛されなくても 君に会いたい

26才

こんにちは。こじまです。

 

この季節は夕立が多くて、雷が死ぬほど嫌いなわたしはいつもキレそうです。

ちなみに先日、部屋の電気が雷のせいでフッと消えて家電が止まり、一瞬とはいえ発狂しました。本当にやめてほしい。(いつか絶対『8月の雷音』ってタイトルで雷への恨み辛み書いてやるからな!!)

 

さてさて、26歳になりました。わーい。

ですが、こじまは22日の23時57分生まれなので厳密にはまだ25歳です。笑

 

8月22日は獅子座だったり乙女座でもあるうえに24時近いとなると、星占いも獅子座と乙女座の両方読んで都合の良い解釈してます。

酔った勢いで昔、見てもらった四柱推命的にいえば23時以降は星の読み方が変わるらしく、そんでもってこじまの生まれたタイミングはマイナスの星とマイナスの星が並んでむしろプラスらしいです。(おぼろげ)

 

それにしても、占いっておもしろいですよね。対話術的な要素もあれば、シックスセンス的な要素もあって。わたしは好きです。

人生の全部をおっかぶせるのは身動きが取れなくなってしまいますが、「今日はそういう日なんだな」って諦めも肯定もできるいい手段の一つだと思います。

 

四半世紀なんて長いのか短いのかわからない時間を生きてきたなかで思うのは「こっち!」という直感でだいぶ生きてきたことと、そんなシックスセンス頼りの生き方を周りに肯定してもらってきたことです。

 

2020年上半期の最大イベントの就職活動なんて3社しか受けてないです。どんな博打だよって感じですね。

平均はこの10倍くらい受けてるみたいなのですが、最初はビビり倒していたのになんか突然「イケる!」と思ったので……笑

大学院受験にしても同じような感じです。就活合わないなぁっていうタイミングで、院進の選択肢がストンとテトリスのピースがはまった感覚がしたので「大学院行きまーす」と決めました。それで受験までビビっていたのですが、ペーパー試験当日「イケる!」みたいな。

 

こんな感じでわけわからんことをこれまで繰り返して生きてきました。笑

しかしながら、こういう直感頼りの生き方するこじまを肯定してくる周囲の人がいてこそだなと改めて実感します。

そのなかでも1番わたしを“わたし”として肯定してくれているのは両親ですね。

こじま親もわたしの人生に関して口出したくなるときも多々あったけど「そら、世間的に良い大学行ったり、良い会社入ったりしたら親の通信簿は上がるけど、あんたの人生やしな」と堂々と子どもに対して言うのはなかなかファンキーです。

 

「そもそも“世間的に良い”の定義なに?」みたいな話になるのが日常茶飯事だったり、学部時代に毎日大学に行ってたら「毎日行って偉いなぁ。サボってなんぼやろ」と言われたり、ゼミ合宿と同じようなルートで家族旅行したりというこじま家自体がクレイジーなことに24、5歳にしてようやく知りました。やっぱり自分の“普通”とは往々にして見えにくいものですね。

 

それが良い悪いは置いといて、こういう環境じゃなかったらこじまは今みたいな人間じゃなかっただろうなと思います。

院試のペーパー試験でこういうこと書いたとこじま親に話したら「いつも家で喧喧諤諤喋ってることやん。ウケる」と返されたのはその最たるものです。笑

 

そして、こんなパッパラパーなわたしを肯定してくれて、期待してくれるみなみなさま、ありがとうございます。

 

今年はあまり人に会うことや外をぷらつくことがないので、自分は他者との関係のなかでの反射だとこちらもつくづく感じます。

 

あと今のこじまを構成するのは微妙な世界線の揺らぎですかね。(ここは世界線変動率1.048596%だったりして。エル・プサイ・コングルゥ。笑)

 

さて、これからも『"やりたいこと"を"求められること"に、"求められること"を"やりたいこと"に』『自分の人生の主役は"自分"であり、自分は誰かの人生の"裏方"』を心に刻み、『人生とは"アイドル"』モットーに26歳も過ごしていこうと思います。

 

それでは!

 

私の頭の中の迷走

こんにちは。こじまです。

 

ただいま。東京です。

けれども雨ばっかりで研究室に放り込んだ荷物をいくつか回収できていないのが悲しいです。笑

最近はもっぱら自分の部屋でごそごそしたり、バイトしたりという感じの日々を送っています。

そんななかでJSTORなんかの論文サイトにめちゃくちゃお世話になっているのですが、毎度毎度「世の中は便利になったな〜」としみじみ思います。

実家にいるときはリモートワークするこじま父と文字通り四六時中、家にいたりしたときもHang Outなんかに対して「おお〜文明の利器〜」とはしゃいでました。というか、こじま父と元からいろんな話をよく話すけど、自粛期間@実家ではなんかE・H・カーの『歴史とは』の話をしたり、ヒッチコックの話したことなどを、しゃべり相手がいなくなってから「あの時間、ほんま謎やな…」と改めて感じます。(まぁ、こじま家自体がズレているのは今に始まったことではない)

 

それはさておき、本当に「やっぱ島根にパソコンなんてあるわけないじゃん!」*1の時代から四半世紀もしないうちにパソコンはおろかスマホが時代を席巻しているなと。

このブログだってそうなのですが、<デジタル>がない日なんてもはや存在していない気がします。

そしてかく言う自分も扱う史料の大半をデジタルでみている状況なのですが、<デジタル>って[ここに在るようで無い][ここに無いようで在る]の微妙なラインにある気がします。

 

アナログな文献や新聞記事を<デジタル>に置き換えたとして、オリジナルの<アナログ>が消失してしまった場合に<デジタル>はオリジナルになれるのか。

そもそもオリジナルが<デジタル>しかない場合、目の前にオリジナルが存在している確証がそれを目にしている今現時点の感覚でしか<デジタル>があることを観測できないのではないのか。そんなことを考えたりしています。(暇では無い)

 

文学研究の場合、読み手側に原典が手元にないと説明しづらいことが多いとおもうのですが、例えばゲームのシナリオとかを扱う場合ってどうすればいいんですかね。

コンシューマー版であってもハード機器が手に入らなければ<物語>を読むことが不可能になりますし、ましてやソーシャルゲームなんて自分の手元には厳密にいえば[無いもの]ですし。

 

そもそもの話なのですが、作品からその時代の様相や思想、社会情勢を考える研究としての題材にそうした作品を扱うことも妥当だとわたしは思うのですが、どうなんですかね。

 

気分転換にゲーム作品やアニメ作品といったいわゆるを扱った研究はないかな〜といろいろ論文を探してみるのですが、そもそもあんまり論文がヒットしないのでしょんぼりしています。(知っている限りでは斎藤環先生しか知らないので、どなたか知っている人がいれば教えてください)

 

それこそ『週刊少年ジャンプ』の作品を発刊からずーっと追いかけるのも、その時代の"かっこいい"を捉えるうえでありかなって思っているのですが、ダメですかね。笑

ゲームシナリオとかは"高尚"じゃないから文学かどうかってとこですよね。

 

個人的には前回書いたことのある『あんさんぶるスターズ!!』とか今、ちまちまハマっている『魔法使いの約束』といったソーシャルゲームって、とても<Social>なものな気がして研究できたらおもしろいな〜って思うのです。あとはkey作品なんかもアリなんじゃないのか…

 

けれども、結局のところ自分が興味の根底にあるのは<選ばれるもの>と<選ばれないもの>、<選ぶ>と<選ばない>という視点なのだなと、この文章を書きながら思いました。

 

そして、改めてここに文章をまとめるのってすごい気分転換になるなと認識しました。ここ最近ずっとなんかこう掠っているけど、自分のドンピシャの史料や「これだーーー!」っていう文献が見つからなくて手を拱いているので、思考が余計な方向にいきがちなもので。笑

 

実家と違って喧々諤々と毎日のようにしゃべる相手がいるわけではないので、発散しきれないよー!

 

うわー!作業に戻りますー!

 

それでは!

 

 

 

*1:島根にパソコンなんてあるわけないじゃん!」は『デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!』をみてください。ちなみに8月1日に観るとより一層、作品を楽しめます。あと、本当に第一作目の20分しかない映画『デジモンアドベンチャー』は全世界にみて欲しいです。