こんにちは。こじまです。
2月です。人生で初めて髪を染めました。
はじめはこのことをまとめようと思ったのですが、ちょっとまた寝かせておきます。
某委員会の某会長の某発言について思うところがあったので、先にこれを書くことにしました。
発言そのものに対しての率直な感想としては「まぁ、そう思われていることなんて今さらだよね」です。
あとはその発言に対しての批判や意見をニュースから拾っていくと、ちょっとズレているんじゃないかなと思うことが多々あります。「いや性的指向の話は今はちょっと違くね?」みたいな。
なんでもかんでも男性・女性という同じ言葉を使うからあっちこっちに話や問題が錯綜している気がしなくもないです。
それぞれの発言や意見に言及することはしませんが、この一連の出来事に対して言いたいこととしては
「『少女革命ウテナ』観よか?」です。笑
Wikipediaによる『少女革命ウテナ』のあらすじはこんな感じです。
幼い頃に自分を助けてくれた王子様に憧れ、自分も王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく…。
1〜13話が生徒会編、14〜24話が黒薔薇編、25〜33話が鳳暁生編、34〜39話が黙示録編。
39話とちょっと長めの話数ですが、全話アマプラで観れます。
さて、わたしがはじめてこのアニメをケーブルテレビで観たのはたしか3,4歳の頃なのですが、アニメ最終回でのとあるセリフに頭を殴られたのを覚えています。今の自分にとってもかなりガツーンとくるセリフです。
そのセリフとはラスボスがウテナにむけて言った
君には無理だ。
君は女の子じゃないか。
それに力もない。力があればなんでも出来る。
彼女を運命から解放することもできる。
ラスボスからウテナは"女の子"だから王子様にはなれない、つまりはお姫様であるアンシーを救えないと断言されてしまうのです。
そして救われる側とされるアンシーは「自分はお姫様なのだから」が基本的な行動規範となっています。
文字で説明するのも野暮なので、今回の某会長の発言に関心がある人は少しでもいいからアニメだからと馬鹿にしないで一度観て、何か考えてもらったらなと思います。
でもまぁ、『少女革命ウテナ』は初見はわけわかめアニメかつめちゃくちゃ人を選ぶ作品です。笑
個人的には黙示録編が肝なんですけど、そこに至るまでの話が絶妙に飛ばせないのでとりあえずは通しで観て欲しいです。
これがおよそ25年前に制作されていたのはかなり挑戦的だな〜って今でも思います。
幼少期のこじまにとってはいろいろ衝撃的な作品でした。
ジェンダー関連の話題があちこちで起きるなかで毎度わたしは「頼む……とりあえずウテナ観てくれ……」と心で思わなくもないです。笑
タイトルの"革命"って一体どういう意味なんでしょうかね。
最後に劇中のなかで好きなセリフの一つを載せて終わります。
卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく…
我らは雛、卵は世界だ。
世界の殻を破らねば、我々は生まれずに死んでいく。
世界の殻を破壊せよ 。
なんかヘルマンヘッセもどっかで似たようなこと書いてた気がします。
それでは!