こんにちは。こじまです。
気がついたら2020年です!
ちなみにこじまはクリスマスから帰省して、1月6日に東京に帰ってきました。
東京に「帰ってきた」と表現することがあるなんて、1年前までは全然ピンとこなかったのが、なんだか不思議なくらいの感覚です。
2020年も気ままにブログを書いていこうと思います。
今年は「書く書く詐欺」も減らしたいなと。
タイトルのとおり壁打ちが目的なんで、「書く書く詐欺」をしてもなんの問題もないんですが、書き上げないとずーっと頭で考えているので…
ブログに書いてアップロードと自分から切り離せるので、残骸というか化石というか、公開できるレベルにない駄文の寄せ集めと化した下書きフォルダをどうにかできたらいいんですけど、文章が完成するかどうかは完全に気分次第なのでどうしようもないです。まぁ、当面は放置です。笑
さてさて、12月に2019年のこじまはBLにハマった(狭義)と書きました。
※参照
そもそもなぜBL(狭義)なのかというと、いわゆるBLっぽいBLはまだ抵抗感があるのでマイナスだったジャンルがプラスに転じたくらいのハマり具合だからです。
同性愛を"考えること"が抜け落ちて、消費して楽しむという構図が苦手だったのでこれまでほとんど手を出してきませんでした。
すごい先入観の塊ですが、わたしはBLというジャンル界隈は男性同士が仲良さげするとすぐカップルの構図を当てはめようとしたりするようなわたしが苦手な"普通"の構図に押し込めるものだと感じてました。
あと脈絡なくすぐ致そう(意味深)とする作品は苦手で…
これは今でもちょっと無理で…
効果的な心理描写の場合もあるけど、絶対今いらん描写やんってのも多い…
なぜ、そんな印象だったBLにガバーッとハマったかといいますと偶然とある作品を読んで
「わたしの感じるしんどいことと同じことがここにある」
という感覚になったからです。
それは先日、登戸駅で途中下車した理由の一つにもなった『ギヴン』という作品です。
©️キヅナツキ・新書館
ちなみにアニメが2019年夏クールで放送されていました。
アニメが放映される前にネットサーフィンをしているときに原作漫画がまるまる1巻分無料で読めるキャンペーンを見つけてBLだとは知らず、絵柄に引かれて読んだことがこの作品との出会いでした。
ここに出てくるメインキャラクターでもなんでもない人物、主人公・上ノ山立夏のクラスメイトの笠井さんっていう女の子の発言で「あ、この漫画買うわ」と確信して、次の日にはアニメイトに駆け込みました。笑
それは、もう一人の主人公の佐藤真冬が中学時代に彼氏がいて、周囲から浮いていた噂やその彼氏が真冬が原因で自殺した噂が流れていたことを立夏に伝えるときに放った言葉。
「佐藤くんと関わるの危ないんじゃない?」
©︎キヅナツキ・新書館
『ギヴン』第1巻 143頁
「え、そこ?」と思われますが、わたしにはめちゃめちゃ刺さりました。
わたしは現時点で異性愛者ですが、いろいろと性別にまつわるあれやそれには思うところが多くあります。
そのあれやそれは、それはもう書くと長くなるので端的に表すならば
「"普通"でないこと=危ない・やばいこと」という図式に当てはめられることがものすごくしんどいです。(まぁ、結局のところこれは性別に限った話ではないですが)
この笠井さんの発言と似たようなことを他人から言われたことがあったこともあり、ガツーンと響きました。(別にヤバい噂があったわけではない)
この作品のなかで立夏と真冬の関係性は「"隠すべきこと"="普通"じゃないこと」として扱われます。
けれども周囲にはそれを受け入れてくれる人もいて。
そういう受け入れてくれる環境がすごく良いなって思って、泣いて。
2人が"普通じゃない"問題の壁をひとやま乗り越えて、物語は 真冬と立夏と同じバンドの梶秋彦と中山春樹と秋彦の元彼・雨月さんのお互いに大事なのに大事にできなくてっていう、ずるずるとした関係性に焦点が置かれて、そこでも泣いて。(早口)
「ほかのジャンルでは味わいにくいこんな感覚はBLにはあるのか…!」とずぶずぶとハマりました。
てか、わたし本当にすぐ泣きますね。笑
『ギヴン』にハマって以来、こうした"普通"に対しての人の葛藤が描かれている作品がBLにあるとわかり、BLジャンルにアンテナを張るようになりました。
まぁ、元から人間関係とか感情がグシャァ…ってなってる作品が大好きなんですよね!
あとわたし、「世の中しんどい」ってすぐ言うんですが、こじまは「人生は楽しい」主義なので!安心してください!
それでは!